銀行のソファで思った。

銀行へ行ったとき、列に割り込んだ女性がいた。
割り込み…兎にも角にも腹が立ってどついたろかと思う。
近くだったらひとこと言うたるのに!んにゃろ!!
きーーーーーーーーーーーーーーーー!!
そのあと反対側をふと見ると、
手押し車をおした年配の女性が、
周りにぶつけないように気をつけながら歩いていた。

なんというか、その光景を見て、
割り込んだヤツに腹を立ててエネルギイを使うより、
手押し車の人が歩きやすいように、と思うことの方が、
この場合(?)大切なのではないか…と思った。

これに限ったことじゃなく、
腹が立ったりした時、その周りや自分の後ろには、
その腹が立ったことよりも大事なことが、
地味だけどきらりと光っていたり、
フワリと漂っていたりするんじゃないか、
と考えたのだった。

***今日の一曲
     あなたと握手  〜aiko