長い道のり。
最終面接。
…なんだか、玉砕・タジタジ・ばかやろー。
ってかんじ。ひー。
“あなたの性格は”と聞かれたので、あれこれ言うと、
短所について突っ込まれた。
“具体的にどんな場面でそうなるのか”と。
このときに、余計なことを言ってしまった気が。
そんな例をわざわざ挙げなくても、というような。
そしたらまた、そのことについて突っ込まれ、
どーしようかと思いながらあれこれ答える。
話している間中、するどい眼光でじっと見るので、
目までそらしたらおしまいだわ、と、
せめて強い視線だけは保っておいたのだった。
きー!
あーーーーーーーーーーーーーー!!!
短所が採用において致命的なのか、
どんな答え方をするのか知りたかったのか、
真意のほどはわからない。
仕事内容だとか、そんな話は一切ナシ。
駅前福屋へ。
スタバでも行こうかと思ったけど、
よい眺めのとこへ行きたくなり、
本屋の横のカフェで、外を見ながらコーヒー。
落ち込むというより、きゃはは!てカンジ(壊)。
目の前のガラスを突き破って、
空中を走って家まで帰れそうな、
奇妙なエネルギイがわいてくるのだった。
だいたい、今までがぬるま湯人生だった。
高校受験、就職試験ともども、
すべりこみとは言え、一発合格。
就職だって、大学生のように自分の足で探すんじゃなく、
高校に来る求人から探して、
先生の推薦をもらって試験を受けるだけだった。
仕事を辞めても、何かしらよい話があり、
仕事が途切れたことなんて、ほとんどなかった。
だからなんだか絶望的な気分になるんだろうな。
きっとこんな経験も必要なんだ。
バイト後、氷結を買って、雨の中歩いて帰る。
春の雨だなあ。
沈丁花のカホリが、より濃く感じられる。
母が、
“なかなか決まらないと、
「お願いだから雇ってください」みたいな、
どうしても下手に出る態度になってしまうけど、
そんなことする必要はあらへん。
落ちついて選んだらええねん。”
…ごもっともです。
ははぁ〜!とコウベを垂れる。
まぁ、あせらず悲観せずいきましょう。
***今日の一曲
バニラ 〜サンタラ