栄養補給。

ちっとも読まずに、保存だけしていた
読売新聞のばなな氏の小説。

なぜ読んでいなかったかというと、
第一回を読んだときに、
“うわー、ここで終わりかよ。来週まで待てないよ。
 毎週こんな思いをしなきゃいけないなんて!”
と、とても辛くなり、そのうちまとめて読もうと決めたのだった。

やっと今日読んだ。
まずは第5回まで、と思っていたけど、
やっぱりムリで、全部読んでしまった。


はぁ…。
手足の先まで、よい水分が行き渡るかんじ。

目の前の小さなことに、
ちゃんと心を入れてすごしていこう。
そうすれば、見えない力に振り回されないし、
ちゃんと地に足がついた“自分”そのもので居られるだろう。
と、すごくそういう気持ちになった。

やっぱり情景描写が、すばらしすぎる。
子どものころの夏休みがよみがえってくる。

ばなな氏の文章は、
自分の心の声を確かめる時と、
情景描写が自分の記憶と重なってゆく時に、
ふと文字から離れて、
クウを見てじっくりと、
自分の中にしみわたらせながら読みたい。
そうやって、いつも何かをもらっている気がする。


これからは、リアルタイムで連載を楽しもう。

***今日の一曲
     Jupiter  〜平原綾香

  この人の声が聞こえてくると、泣きそうになる。
  18きっぷの旅先のCDショップで、PVが流れていたなぁ。