女心と秋の空とはよく言ったもんで。

あまりにも気持ちのよい天気なので、
帰りの買い物は、遠くのお店まで歩くことにした。
通ったことのない道を選んで、感覚を頼りにあるくあるく。

モノ・コムサで雑貨を見る。
雑貨のお店でガーデニンググッズを眺める。
大きくて見やすい配置の本屋で立ち読み。

ケンタロウのお弁当の本が、
とてもおいしそーで魅力的で、ほしくなったけど、
LEEの最新号のお弁当特集に、
ケンタロウも一枚かんでた?ことを思い出して、
なんとかがまんした。
ふだん行かない本屋に行くと、
目につく本も違うので、とてもおもしろい。

食糧の買出しもすませ、けっこうな荷物になったので、
帰りは駅までバスに乗ることにした。

じっと座ってバスを待つ。涼しい風が吹いている。
薄暗くなった街に、お店を浮かび上がらせるライト。
…そんな様子を見ていると、なんとなく悲しくなってきた。
秋だから???わかんないけど、なんか悲しい。

バスに乗って、外を見てると、ますます泣けてきた。
ぐっと涙をこらえる。
スーパーの袋から小松菜をのぞかせて涙ぐむ乗客。
半分笑えるんだけど、悲しさが優勢。
こらえながらふと、
“泣きそうになると条件反射みたいに
 ガマンするのはナゼなんだ?大人だから?
 泣きたい時に泣いちゃいけないなんて、
 別に決まってるわけじゃないじゃん”
と思った私は、家に着いたら思いっきり泣くことにした。

今日は帰ってもひとりだし、どんなに泣いても
心配されたりびっくりされたり迷惑されたりしない。

涙目でカギをあけ、玄関に入ったら、
こらえていた涙が…!!!

のハズが、一歩家に入ると、
“さぁーて!今夜はなにして過ごすかなーっ”
と非常に明るい気持ちになってしまった。

なんて浮き沈みの激しい…。

***今日のビートルズ
     All My Loving
      (お店で流れてたから、頭グルグル状態)