愛すべきひとりの時間
私は孤独を愛する女。
なんて、いきなり、なに気取ってんだってカンジですが。
人と過ごすのも楽しくて大好きだけど、
貝のように口を閉ざしておきたいときもある。
それは会社の昼休み。
職場は人数が少ない。女性は私と先輩だけ。
ふたりともお弁当持参のときは、
当然いろいろしゃべりながら食べる。
楽しい話題のときはまだいいが、
独断に満ちたグチなど聞かされるときはきつい。
同じ話を3回くらい繰り返すし。
“カノンちゃん、ひとりで過ごすの平気なん?!
へぇ〜!私はダメだわぁ”
と以前、心からメズラシそうに言われた。そうかい?
昼休みくらい、ひとりの世界に入りたい。
本も読みたい。メールも書きたい。
ひとりで更衣室にこもってしまうのもカンジ悪いしさ。
ゼイタクな悩みだとはわかっていますが。
一日中、ハイテンションな先輩につきあうのはけっこう疲れる。
ハイテンションなあんたが言うんじゃないよ。
と、われながら思いますが。
そんな心持ちだからか、午後からつまらないミス発覚。きーっ。
家に帰って、パソコン開けて・お茶飲んで・雑誌読んで・
テレビ見て・ぶどう食べて・ホイル焼き作って、
やっと自分を取り戻した。ほっ。
明日は外で食べようかな…。