いろんな気持ち

昨夜せっかく早めにまとめたゴミなのに、
出すのを忘れた。なんてこと。
朝、時間配分が狂ってばたばたしてしまい、
バス停についた時に思い出したけどもう遅い。

仕事中、上司が
“なるべく8月まで働いてほしい”と
雑談を交えながら、にこやかに言ってきた。
うーん。
この上司はものすごくいい人で、
人の仕事ぶりをとてもよく見ていて、
ガツンと言う時は言うし、それでいて、
お茶目でとっても親しみが持てるすばらしい人。

派遣の仕事が決まるかもしれないなんて、
当然知る由もない。
でも、新しい仕事が決まったって言えばきっと、
残念だけどがんばれ、
と送り出してくれることだろう。

それを考えると胸が痛む。
できれば、最後まで一緒に仕事したいけど、
もしあの派遣の仕事が決まったら、
今月末で退社します。

情だけじゃ、世の中やっていけないんだねぇ…。
どうもこういう状況には弱い。

家に帰ると、派遣会社から電話。
データー入力の仕事に就けることになりそう。
先方の会社を訪問することになった。
うれしい反面、ひとつの別れが来るんだなぁ…。
こうやって、思い出やいろいろな人を
心に残しながら、生きていくのが人生なんだなぁ…。

大人になるにつれ、かかわった人が増える分
思い出も増えていく。
いつまでも忘れられない出来事があり人がいる一方で、
時の流れで忘れられてゆく出来事があり人がいる。
そのことがなんだか悲しく感じられるときがある。

大人になるにつれ、大切な人が増える分
自分の不器用さが身にしみる。
親だけを見ていた幼い頃をすぎ、
友達ができ、知り合いができ、先生がいて、
好きな人ができて、同僚ができて、先輩がいて、
上司がいて、結婚して、義父母ができて…。

大切な人が増えても、自分のからだはひとつ。
大切さかげんがうすまっていくようで、
悲しいときがある。
“もっとゆっくりして帰りー”と実家の母。
“今度はいつ帰ってくるの?”と友達。
“最近遊びに来んなー。どうしよる?”とお義母さん。

そんなにいっぺんに言わないで。
みんなのことが大切だけど、
私もいつだって会いたいのにそんなに言わないで。

ありがたいはずの言葉たちが、
どうして苦しくなるのかな。

小さい頃から、転校をくりかえしたせいか、
人間関係にはドライな面があって、
長ーーいつきあいの友達というのはいなかった。
幼なじみとか。

私にもようやく、長くつきあいたい・かかわりたい
大切な人が増えて、気持ちが空回りしているのかも。

明日からも、私らしく穏やかにすごそう。
よけいな心配をかけないことが、
大切な人たちへのいちばんの思いやりだよね。

いろんな気持ちがからみあって、わからなくなってきました。
寝よ。