“お母さんにお花を贈ろう”

母の日!
この日が近づくにつれ会社でも、姑さんに何をあげるか?
という苦渋?に満ちた話題が増えていった。

私はというと、毎年 花とお菓子。
たまには服とか、バッグとかプレゼントするのもいいかなー
と思うのだけど、かえって気を使われそうなので
ダーリンと相談のうえ、そう決めたの。
“今年はどんな花とお菓子をくれるのかなー”と
思ってもらえるように、前の年とは違ったものを贈り続けていきたい。
よい意味でのワンパターンを目指して。
ちなみに、父の日はインスタントコーヒーと豆類のかご詰め。
“いつでもすぐ飲める”インスタントコーヒーと
アーモンドやピスタチオやピーナッツなどが大好きなお義父さん。
輸入食品のお店で、毎年違うものを選ぶのさ。楽しいよ。

今年の花とお菓子は、
ミニバラとアイビーの寄せ植えとセブンイレブンのプリン!
おぉ、なんてチープなのだ。
セブンイレブンの「本日のデザート」というプリンが
すごぉぉぉぉぉぉぉく!おいしいのだよ。
プリンやカスタードクリームに目がないお義母さん。
ぜひ一度食べていただこうということになった。

朝から早速家へ持っていく。
“まぁーーーーーー、私にくれるん?
 ありがとなーー。なんもしてあげてないのに”
と心から喜んでくれるお母さん。
なんもしてあげてないなんてとんでもない。
いつも私たち夫婦を気遣ってくれて、
私のこともほんとうにかわいがってくれる。
いつも優しい顔で笑ってる。

ひとしきりしゃべっていると、ダ妹が買い物へ行こうという。
パンや焼き鳥などを買って、ついつい、の遅い帰宅。
“まぁーーーーーーーー(義母口グセ)
 焼き鳥?ええもん買うてきてくれたんじゃなぁ。
 私もごちそうしたんよ”
テーブルの上にはお昼ゴハン
手作りハンバーグ・さやえんどうの卵とじ
キャベツのサラダが…。まるで夕食のよう。
私は休みの日のお昼から、こんな豪華なものは作らない。
いや、作れない。
休みの日は極力休みたい気持ちが圧倒的に勝つ。

夜になって、帰ろうとしたら
“まぁ、もう帰るん??晩ごはん食べて帰り”(にっこり)
…今日は母の日のはず。ごちそうになりっぱなし。
和気あいあいと、そうめんと焼き鳥を食べる。
そのうちダーリンが睡魔におそわれはじめたので、
後片付けしようとすると、
“そのままおいとき!
 ほら、ダーリンもねむそーじゃし、はよ帰り!”
とぐいぐいと玄関へ押しやられてしまう。ひー。
私“いつもすみません。食べてばっかりで…”
母“えーんよー。今日はありがとなー。またおいで”
おみやげに庭に咲いた花をたくさんと、
畑のさやえんどうとレタスと
かつおぶしミニパック20袋入り(なぜ?)までもらう。
いろんな意味でお母さんありがとう(笑)

実家の母へのプレゼントは、月末の里帰りへ先送り。
妹と3人で、おいしいものを食べる予定。何にしよう。

小渕さん亡くなられる。
ガイドラインやら国旗・国家法やら、
なんかきな臭い気がしてイヤだったし、
2000円札?!そんなのいらないだろー!
など、何かと不思議な感じがしていたけど、
今となってはあの笑顔を思うと悲しくなってくる。
冷めたピザ、と言われたとき、報道陣に
宅配ピザをふるまったと聞いて、本当に泣けてしまった。
死んだからと言って、すべてを美化しては
いけないけど、突然倒れてそれっきりに
なってしまって、さぞかし心残りだろうな…。
ご冥福をお祈りします。