風邪のあと


いつになく風邪が長引き、ちょっとつらいここ最近だった。
ちょっと早足で歩いただけでゲッソリ疲れたり、ヤな感じの咳は出るし、
昨日の夕方のからだのだるさは特筆ものだった。
今日からほぼ本調子に戻り、からだが軽くてうれしい。
どこもしんどくないってありがたいなあ。


くちぶえサンドイッチ」(松浦弥太郎)読了。
弥太郎さんの文章はほんとにいいなぁ。
読むや否や、日常生活がみずみずしくなり、
18きっぷで長い一人旅をしたかのような、
楽しく開放的で且つ身の引き締まる孤独感が味わえる。


今日の昼休みは「サウスポイント」(よしもとばなな)を買った。
食堂かたつむり」(小川糸)もまだ読んでいないし、お楽しみがたくさん。


人のセックスを笑うな」(山崎ナオコーラ)も何度か読み返した。
なんというか、とても気持ちのよい文章だなと思う。
気持ちのよい文章は、まるで気に入った歌を繰り返し聴くみたいに、
何度でも読み返したくなってしまう。
好きなところは例えば、
“燃えている火はいつかは消えるものだ。
 それゆえに、燃やさずに静かに仲良くはいられないものか、と願う。”
“思いやりを持ちつつ、強く、急に一人になっても平気であるように、
 強い心を持ってつき合いたい。”
などなど。
言葉そのものの意味が好きなのもあるけど、なんかリズムがいい。



昨日は汗ばむほどに暑かった。
これから暑くなる一方なのかとユウウツになったけど、
今日は打って変わって肌寒い一日だった。これくらいの方が好き。
それにしても、というか、そう言えばもう
沈丁花の時期も桜の時期も終わってしまった。
どちらも意識になかったわけではないし、お花見もしたけど、
とにかく毎日が過ぎるのが早いなあと思う。
もっと季節をかみしめて過ごす余裕がほしいものです。


さぁ、そろそろ寝よ。
明日も元気にがんばろ。
週末は何をしようかな。


***今日の一曲
     横顔 〜aiko