夜中のコーヒー。

父の命日。
月日が経つほど、心静かに受け止められるような、
反対に、月日が経つほど心にすきま風が吹くような。
でも、寂しがったり何かを後悔しても、きっと父は喜ばない。

今日はおとーさんの命日です、
と誰かに言いたいような気がして、
友達にメイルを書きかけては消し、
結局送るのをやめてしまった。

父のことを思い出すとき、
その私の気持ちに父はいつでも気づいていると思う。
生前あまり会いに行かなかった分、
思い出す時は、話しかけるような気持ちでいよう、と
コーヒーを飲みながら思った。

***今日の一曲
     やさしく歌って  〜ロバータフラック