自問自答のループ。

夜、本屋に足を踏み入れたとき、
前触れもなく、気分が急に真っ暗になった。

人とすれ違うのがこわいし、
この先は何もかも行き詰まりで、
何も意味なんてなくて、
味方は誰一人いないし、
私は何もできなくてダメだ。
とにかく何もない。
という思いで頭がいっぱいになってしまった。
そんなことあるわけない、と、
もうひとりの自分が冷静に思っているけど、
ネガティブの方が強力でどうにもならん。

売場の椅子にじっと座って、
丹田に手を当ててゆっくり息をして、
楽しかったことを色々思い出してみた。
しばらくしたらマシになったから、
何か気持ちが落ち着く本でも買おうかなと、
重い腰を上げて棚をまわっていたら、
本の表紙やタイトルを見るだけで泣けてきた。

なんとか涙をこらえて文庫2冊購入。
バスに乗るのもいやで、タクシーで帰ってしまった。
こんなひどいのは久々。
ゴハンを食べてひとっぷろ浴びて、
堂本兄弟が始まる頃には普通に戻った。
そうして戻ってみると、
必死で深呼吸していた自分に笑えてくるほど、
さっきの状態がウソみたいな感じになる。

この前、
会社の状況を聞いた時に覚えた違和感が原因か?
それだけではないかもしれないけど。
その状況は一般的には喜ばしいことなので、
自分が覚えた違和感をもみ消そうとしているけど、
どうも異質なものを感じる。

まぁ、じっくり状況を見ながらゆっくり考えよう。
でもやっぱり私は弱すぎるのだろうか?疑問だ。

お香を焚いて寝た。

***今日の一曲
     矛盾の上に咲く花  〜MONGOL800