つらつら振り返る2003年。

担当の窓ガラス磨きも夕方までに終え、
今年最後のバイトへ。
とてもヒマで、店長とこれからの仕事について、
あれこれ話し込む。

時に、心細さが前面に出てきてしまうけど、
自由であり、身軽であることを忘れないで、
いつも楽しくやっていきたいですよねっ、と
新年を迎えるにふさわしい、前向きな結論に。


突然ですが、
2003年、“あの時のあの曲”

・てくてく歩いていた5月、にわか雨に遭い、
 傘を買いに入ったコンビニで流れていたのは、
 長渕剛の“しあわせになろうよ”だった。
・9月20日、新しい“クウネル”を探しに入った本屋さんで
 流れていたのは、コブクロの“blue blue”だった。
 街角では、なぜかあまり聞きたくないコブクロ
 好きだけど。
・9月の或る日、雨上がりの街で入った本屋で、
 流れていたのは、ミスチルの“HERO”の
 よくある有線バージョン?のインストゥルメンタルだった。
 なんだか心にしみた。
・8月、ひとり旅のスタバで流れてきた、
 PRETENDERSの“CHAIN GANG”。
 なんだか、ノックアウトされた気分だった。
・知らない道をてくてく歩いていた日、
 暑いし車は多いし、地理感はない、という状況の中、
 頭の中でずっと、aikoの“蝶々結び”を歌ってた。
 歩くテンポにもよく合ってた。
・1月の或る日、つけっぱなしだったテレビから流れてた、
 175Rの“ハッピーライフ”で、ウタタネから起きた。
 寝起きのボケた頭にも、
 “ここから見える景色を僕は信じたい ここから始まる”
 ていう歌詞が、くっきりと飛び込んできた。
 今の気持ち、ずっと忘れないって思った。
・春の雨の日、どこに行っても流れていたのは、
 森山直太朗の“さくら”。
 そのとき着ていた紺色のコートと、
 傘は1本でいいのにな、ていう気持ちを思い出す。

ちょっと思い出すだけで、こんなにある。
あのときのあの曲。


今年は、本をよく読んだ。
読んだ本、全部書き留めておけばよかった。
いちばん泣いたのは、
川上弘美の“センセイの鞄”。号泣。
本を読んで、ここまで泣くのもめづらしい。

雑誌で印象的だったフレーズは、
クウネル創刊2号の41ペイジ。
“目をしっかり開けて歩いていれば、
 この世界はなーんも怖いことなんかないんで”


今年も終わりだなあ。
何もなかったようで、盛りだくさんだったような、
心の中も、なんとも騒がしかった。
でも、まだまっしろな2004年を目の前に、
どんな年になるだろう、と考えることができるのは、
単純にうれしい。


大好きなオリンピックがある。
きっと、みんなで笑顔を共有して、
日本中が一体感に包まれるのだろう。
そんなふうな、“よい氣”が、
たくさん生まれる1年になればいいなあ。

今年一年がんばった、みんなに・自分に、
心からのオツカレサンを。

***今日の一曲
     威風堂堂