週末のよりみち。

今日も雨だ。
バイトもないし、ヨリミチすることに。

パルコでやってる、ムーミン展で、
ミイのピンバッジを買う。
なんて憎たらしくてかわいいのかしら。
この眉間のしわ…。

無印で、帽子を見る。
やっぱり買おうかなあ。

リブロで、松浦弥太郎のエッセイを見る。
なんと、解説は沼田元氣だった。
ふたりは同級生らしい。驚き。
ってことは、ヌマ伯父茶んは38歳。驚き。
文章のイメージからして、45歳以上だと思っていた。

銀色さんの“家ができました”を買う。
細かいところもすべて、
自分のアイディアや考えでできあがった家。
骨の髄まで一生賃貸派(オオゲサ)の私でさえ、
こんな家なら建ててみたいなあ、と思わせるほど、
とても自由ですごしやすそうな、すてきな家だった。

ふらりとスタバ。
外を眺めながら本日のコーヒー。
ばなな氏の日記の3冊目を読む。
時々、本を伏せて、
頬づえをついて、
ぼー。
と、行き交う人たちを眺めていると、
なんだかもう、店を出るのも家に帰るのも、
メンドウになってきて、
この椅子に座ったまま、床にめり込んで、
しばらく姿を消したい気分だった。

が、帰る。

バス停から家までの道に、
ライトアップされた家があって、
同時にクリスマスソングも流れている。
その家に近づくにつれて、
シンプルな単音が夜道に響くのが聞こえてくると、
なんだか心底、ほっ。とする。
クリスマスソングも、イルミネイションも、
街中にあふれているけれど、
今年、いちばん心に響き届くのは、
この家の灯りと音たち。

とてもねむくて、倒れこむように寝る。

***今日の一曲
     もろびとこぞりて