“今に在る”

原爆の日

この日ばかりは、
豊かに流れる元安川平和公園の緑と、
原爆ドームが同時にテレビに映るだけで、
それだけで、充分なメッセイジで、
ものすごくインパクトがある。

100年は草木も生えないだろう、
と言われていた広島は、
みごとにここまで復興して、
ここまでの軌跡の上に、
私らの毎日の生活がある。

熱くて苦しくて、
元安川に飛び込んで、死んでしまった人たちは、
今のきれいな広島を見て、どう思うだろう。

何を思ったところで、
すぐに何かがどうなるわけではないし、
言葉にすればするほど、
気持ちがこもらない気がするけど、
それぞれが、何か思い続けることだけでも、
力になると信じたい。

今年も小泉さんは、
祈念式典だけ出席して、
被爆者の声も聞かずに、帰ってしまった。
そんなに忙しいんですか。と言いたくなる…。


夕方、病院に行ったついでにパルコの本屋。
座右の銘である“いまを生きる”を、
もっと強固にするような本を見つけたので、
すぐさま買って、カプチーノを飲みつつ読みふける。
ふむ。
とてもしっくりと自分になじむ本だった。

“いまを生きる”を極めるには、
“今に在る”ことだわ、と
クウを強く見ながら、ひとり納得。

涼しい場所で飲むあったかい飲みもの、
カプチーノのアワアワの感触、
ほっ。とする時間だった。

***今日の一曲
     Love Day After Tomorrow 〜倉木麻衣

***今日の気温
     35℃  18:30