タイムトラベル。

青春18きっぷがあまっていたので、
ぶらりひとり旅を決行。

それにしても、
新幹線や電車から見る雲は、
なぜに、あぁもドラマティックなのだろうか。
晴れでも曇りでも雨でも。

神戸で下車。
ハーバーランドを散歩。
3月のオフ以来だ〜。
気持ちよい…。

滋賀県の、昔住んでいたところへ。
駅から当時の家まで、メチャメチャ近く感じた。
大人になったのね…(笑)。
小学校にも行った。
正面玄関入ったところに、
私たちの卒業制作が飾られているハズなので、
見たくて近づいてみたけど、暗くて見えず。
カギしまってたし。
もっともっと、じっくり見ればよかったのかもしれないけど、
このご時世、アヤシイ人と思われかねないので…。

歩きながら、いろいろ思い出した。

小さな神社の前を通りすぎた瞬間のこと。
あの頃、将来は学校の先生になりたくて、
(そんなことも忘れていたけど(笑))
同じ夢を持っていた友達と、
  「担任になるんやったら、
     ゼッタイ4年生やんな!!」
(なんで??(笑))
と、力強く語り合った場所は、ここだ!
とか(笑)。

昇降口(って言葉も自分の中では死語だ…)
の掃除当番のとき、おニュウの紺色の靴を男子に踏まれ、
それを見たアコちゃんが、
“あーっ、カノンの靴、今日下ろしたてやねんでえ〜!
  踏んだらカワイソウやんかーー!!”
と、竹ボウキを振り回して怒ってくれたこと、
とか(笑)。

そこは、
お寺や神社が多い町なんだけど、
古い建物の木の香りや、お線香の香りがまざった、
独特の空気が、ものすごくなつかしかった。

友達と道を歩いていると、
そこらじゅうにある神社の石段で、
いちいち休憩しては、話しこむので、
ちっとも目的地に着かなかったもんだ(笑)。

よく行っていた、
駄菓子屋・薬局・パン屋・そば屋・写真屋・本屋
すべて健在!!
これってすごくないかぃ?

近所だった先生の家は、
キレイに建て替えられ、2匹居た犬はいなかった。
…あたりまえか。
その代わり、ってのはおかしいけど、
私の大好きな車があって、クギヅケになった。

あぁ、なつかしい。
人生で、二番目に楽しかったあの頃。
(いちばん楽しいのは、いつだって「今」。
 なんて(笑))
先日も書いたように、
やっぱり戻りたいとは、ちっとも思わなかったけど、
こうやって、振り返ったり・懐かしんだりできる場所が、
今もあるというのは、いいなぁ〜と思った。

少しずつ、月日や歳を重ねて、
今の自分があって、
あんなに楽しかった場所に立って、懐かしんでも、
戻りたいと思わないってのも、
とてもしあわせなことなんだろうな。

そして、京都駅へ。
プラッツの無印で、ゴハン
本屋とコムサで、いろいろ見る。

今、モメにモメている親戚一同には、
声もかけずに帰る。

帰りの車窓から見る、街の明かりが、
きらきらと、とてもキレイだった。

18きっぷ、有効に使えてよかった。
不調だったピッチも復活してよかった。
スタバのタンブラーが、
新しいかばんにちょうどよく入ることが
かばんを見るたびにうれしかったので
それもよかった(笑)。

お昼、神戸に居たのが
夕方、滋賀に居たのが
そのあと、京都に居たのが、ウソのように
今は、家でいつものように日記を書いている。

めまグルしいいちにちであった。

***今日の一曲
     タイムトラベル  〜原田真二

  ちょうど滋賀に引っ越した頃、ヒットしていたのだった。