ヒロシマ。

56回目の原爆投下の日。

夜、8月6日の平和公園に初めて行ってきました。
祈念式典も、参加したいと思いながら、
仕事や何やらで、結局行ったことなくて…。

平和公園は、観光客ばかりでなく
市民にも親しまれている…と思う。
デートで川沿いを散歩したり、
ベンチで本を読んだり、私にも馴染み深い。

でも、
お線香の匂いと煙がたちこめている、
8月6日の平和公園は、いつもの平和公園じゃなかった。
ものすごい数の献花。
あちこちから聞こえる慰霊祭の読経。
遺影を抱えて歩いている人。

ほんとうに、広島には原爆が落ちて、
たくさんの人が、死んでいったんだ…。
と、つくづく思って、ものすごくショックだった。

原爆ドームを見たことがない人は、
 一度は自分の目で見てほしい”
なんて、エラソーに言っていたけど、
8月6日の平和公園に、20年も広島に住みながら
一度も訪れていなかったことが
ものすごく恥ずかしくなった。

川を静かに流れて行く、
色とりどりの、とうろうは、とてもキレイだった。
でも、56年前にこの川に、
水を求めてたくさんの人が飛びこんだのかと思うと、
涙が止まらなかった。

公園内では、ライブも行われ、
「お祭り騒ぎじゃー、いけんよのぅ…」と
隣を歩いていたオジサンは嘆いていたけど、
まるっきり、お祭り騒ぎじゃ、いけんけど、
多少にぎやかでもいいから、
たくさんの人が、この日を忘れないで、
平和公園に足を運ぶなり、
運べなくても、テレビを見たり、
「今日は初めて原爆が落ちた日だな」
と、思い出して、ちょっと黙祷したり…
そういうことが永遠に続くことのほうが
大切じゃないかなあと思った。

なんか、うまく言葉にできませんが、
とにかく、8月6日の平和公園は、衝撃だった。

近々、久しぶりに原爆資料館にも行こうかな。