またドアノック談義。

家に帰って、春服を出していたら、
古いスケジュール帳が出てきた。
1993年から1997年の5冊。
小さな字で、びっしりと日記を書いていたその頃。
思わず読みふける。

1994年の、ある日を見ると、
小沢くんのアルバム“LIFE”について書いてあった。

「“LIFE”は、なんて素晴らしいアルバムなんだ。
 人生が凝縮されている。希望がわいてくる。
 ばなりん(注:吉本ばなな氏(笑))が、
 小沢くんを好きなのは、とてもよくわかる気が。
 “ドアノック”は、とても楽しい曲だけど、
 “人生の無常”を強く感じる。
 うっかりしたときに聴くと泣きそう。
 無常な中でのキラメキだからこそすばらしい。
 “たぶんこのまま素敵な日々がずっと続くんだよ”
 って、先のことはわからない
 ってことが、わかっているからこそ、
 この“たぶん”は、一番的確で、正直で、鋭い言葉だと思う。
 あーー、すごい。
 一瞬のキラメキをそまつにしないで暮らしていこう。
 私はこのアルバムを、一生聴きつづけるだろう。」
  (まだまだ続くので以下略(笑))

っと、このように書いてあったのだが。
3/9に「神戸オフ その2」で書いたことと、
ほぼ同じで笑ってしまった。
と同時に、発売されて6年以上経つのに、
いつ聴いても、“なつかしいな”と思わせない、
そんなインパクトを持ちつづける、
“LIFE”というアルバムは、やっぱりすごいと思った。

一生聴きつづけるでしょう。
6年以上たって、この日記と1994年の手帳を見たときも、
きっと同じことを思っているのだろうな。

それにしても、小沢くん。どこ行ったん?

***今日の一曲
     ぼくらが旅に出る理由  小沢健二

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