日曜日。

結局、家から一歩も出ない土日だった。
あ、センタクものは干したけど(笑)。

ほとんど、口をきかずに過ごしていると、
やはり考え事が多くなる。

つまらないことで、さめざめと泣いたり、
今後のお楽しみについて、にんまりと考えたり、
それなりに有意義だったかな。

それになんといっても、図書館で借りた本を全部読めた!
読みきれずに返すことも少なくないので、
これは大いに有意義だったと言えるわよね。

18時半すぎて、
サザエさんでも見ようかな…”とテレビをつけた。
聞きなれた音楽に、なんとなく心和んだりして。

以前は、日曜日が大嫌いだった。
テレビも、ゴルフや競馬やグルメやらばかりだし、
夜は、つまらない娯楽番組ばかりだし、
サザエさんを見るだなんて、
冗談じゃないって、気分で何年も過ごしてきた。

だから、独身時代は、ほとんど家に居なかった。
サザエさんが終わる19時以降に、家に帰った。
何か、楽しくなるようなものを買って。
家に居たとしても、ラジオかビデオかCDか。
でも、それでも日曜日に
侵食されるのが、とてつもなくイヤで、
いつも振りきるように街へ出た。

…結婚したばかりの頃、日曜日にダの家に行くと、
当然お父さんもいて、みんなでテレビを見ている。
だらだらとお昼ゴハンを食べたり、
お茶を飲んだりと、繰り広げられる平和な光景。

それを見た時に、ものすごい違和感があった。

家族揃っているのに、誰も緊張していない。
みんなノンキで、誰も突然怒り出したりしない。

よくよく思い出してみると、
子どもの頃から日曜日は嫌いだった。
日曜日と言えば、父が家に居る。
家の中が、険悪な雰囲気にならぬよう、
細心の注意を払う日曜日は、荷が重かった。
“おとうさんのしごとや、いえのおかねのこと”は、
禁句なのは、言われなくても知っていた。
ついているテレビからは、
子どもには、おもしろいはずもないゴルフや競馬。
単調な実況中継が、ますます気分を暗くする。

そんなことは、ほとんど忘れていたのに、
あの頃からずっと、日曜日がキライなのは、
そのせいだったのか。と驚いたものだった。

いつから、サザエさんをすすんで見るようになったかは、
憶えてないんだけど、まぁ、よかった。
鉄腕DASH!もあるある大辞典も、
特命リサーチも、楽しく見ている。

いつも穏やかでいたい。

***今日のビートルズ
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