よく泣く女

“20世紀歌姫誕生伝説”という、番組を見た。
女性アーティストやアイドルの、
デビューの映像などが、紹介される番組。

こういう番組、だいすき。
じっと見てしまう。

で、改めて気づいたのは、

“LOVE LOVE LOVE”(Dreams Come True
WHITE LOVE”(SPEED)
“M”(PRINCESS PRINCESS

の3曲って、いつ聴いても泣ける。

3曲とも、個人的に強烈に結びつくような
思い出があるわけではないんだけどさ。

“LOVE〜”は、イントロからもうだめ。
“WHITE〜”は♪はーてーしーなーいーーーー
と歌うと、もうノドがつまってくる。んぐぐ(泣)
“M”は、聴いているうちに、しみじみと泣けてくる。

“LOVE LOVE LOVE”は、
「愛しているといってくれ」も思い出す。
あのドラマにも、毎週泣かされていた。
ひろこ〜。
あまりに泣けるので、
しんみりさを緩和させるために、わざと
「愛しているといっとくれ」
と仲間内では呼んでいたほどだった。

もともと、私はこんなに泣く女ではなかった。
人前で泣くのは、卒業式と失恋した時くらいのもんだった。
テレビを見てて、どんなに泣きたくても、
親の前で泣くのがいやで、意地でもガマンしていた。

そんな私が、耐えきれずに初めて大泣きしたドラマは
東京ラブストーリー”の最終回。
リカが、カンチとの別れを決めて、
ひとり電車の中で泣いているシーン。
楽しかった日々が、回想シーンとして一緒に流れる。
あれは、つらすぎる。
ティッシュでは足りず、タオルを持ってきてわんわん泣いた。
そのときは、ひとりで見ていたんだけど、
あとで母に

“ついにテレビ見て泣いてしもたわー。
 東京ラブストーリーの最終回!
 私が泣くくらいやでぇ〜。たえられへんかったわ”

という私の話を、聞いているのかいないのか、

“カーンチ!”

とリカのマネをする母。(いまだに時々やっている)

そんなふうに言ってから、ふっきれたのか、
遠慮なく泣くようになってしまった。

うれしいときもかなしいときもどんなときも。

悪いことではないのかもしれないが、
“カノンは人前では涙を見せない、芯の強い女の子ですね”
とサイン帳に書いてもらった、
中学生時代の強さも、今一度思い出してみたいものです。

どんなときも。で思い出したけど、
マッキーが音楽活動再開したのですね。
いろんなことを言われたりするのでしょうが、
(私もいろいろ気にはなるが(笑)。スミマセン)
また、あの素晴らしい詩の世界が味わえると思うと
とってもうれしい。がんばれ、マッキー!!

***今日のビートルズ
     I’ll Cry Instead