けっきょく悪くはない日だった

仮免落ちた。フン。

んなもんで、お昼前からぽっかりと時間があいてしまった。
せっかく休みを取ったから、会社に行く気はないし…。
そうだ。美容院だ。

パーマネントをかけた。
ドレッドへの夢は捨てたわけではないが、
さわやかにフツウにかけた。
派遣社員である限り、ドレッドはさしつかえるよね。
でも、この前入ってたとある美容院のチラシに
“ソフトドレッド¥15000…シャンプーできるドレッドです”
っつーのがあった。むむぅ、すばらしい。
私に与えられたドレッドチャンスは、
子どもができた時だと思っている。
派遣の仕事はやめることになるだろうしさ。
あぁ、楽しみ。早く子どもできないかな。
って楽しみなのはドレッドなのか子どもなのか。

美容院の前に、本屋に立ち寄った。
するとありました!
「角川文庫7月の新刊」のPOP!
厳かに近づいてみると…あった。
銀色さんのエッセイ!!
年に一度の夏のお楽しみで、もう9冊目になる。
帰りのバスの中で、すこぉし見てみる。
写真のページをまっさきに見たいけど、
(おこさまふたりの成長ぶりも楽しみなのです)
家に帰ってから…と、ぐっとガマン。
家事をすべてすませてから、見ようっと。
わくわくわくわくわくわくわくわくわくわくわくわくわく!
読書のお供に、無印で“ぶどうのクッキー”も買ってきた。
毎年、この本を買うときは、
1年 生きててよかった。
とさえ、思う。
本屋で見つけたときのあの喜び。
レジを打つ人にさえも感謝の気持ちがこみ上げる。

あなたがカバーをかけてくれたこの本、
ほんとうに楽しみにしていたんです。
あなたにとっては今日売れた中の一冊にしか
すぎないかもしれませんけどね、
今の私の気持ちがわかりますかっっっ。

と腕をひっぱって語りたくなる。
といったらちょっと過言ですが、
そんな気分にさえなる。

そんなわけで、仮免落ちてもゴキゲン。
次はうかるさ。きっとたぶんかならずや。