TIME&TIDE
母と妹と宇品へ。
海沿いでお弁当を食べて、海岸を散歩して、
プリンスホテルでお茶。というコース。
3人で出かけるのは久しぶり。
いっしょに住んでいる頃はいろいろあった。
若さゆえ?の妹の暴走。母の病気。
まるく収めようとする長女の私もときには爆発。
扇風機を投げ飛ばして壊したこともあった。(恐)
結婚した私、ショップの店長をする妹、そして
家の階段をゆっくりと降りるようになった母。
3人家族のそれぞれに、年月や人生を感じる。
母子家庭への思いはそれぞれあっただろう。
口に出せない苦しい思いがそれぞれに。
そんなことはもうどうでもいい。
自分の人生を充実させることが、
何よりふたりを喜ばせ、安心させることだ。
きらきら光る海。釣りをする人。灯台。
3人で穏やかに笑いながら、そんな風景を見ていると
過去を洗い流してくれる時の流れをしみじみ感じる。
潮の満ち干って時の流れに似てる。
ついでに私は、昔の恋愛まで思い出してた。
ここに遊びにきては、ただ並んで海を見たものだった。
せつなくせつなく。
それさえも素直になつかしい。
泣きたいような、とても優しい気持ちです。