雨で底冷えの火曜日。

定時で退社。
バス停へ行くと、塀の陰で犬が丸くなって寝ていた。
小雨が降って寒いのに、大丈夫かなあ…、
と、心配になってじっと見る。
もっと屋根のあるあったかいとこに行けばいいのに。
でも、犬は別に何も考えてないというか、
小雨も、寒いのも気にならず、
この塀の陰が居心地よくて好きなのかもしれないし、
私が心配することはないのかもしれない。
そうだといいなあと思う。
動物にしても人にしても、
私が思うほどにはきっと弱くないのだと思う。
心配ばかりしていたら、
こっちも胸が痛んでやってられないし、
本人もやりにくいものなのではないか。
でもでも、その反面、
人はそんなに強いわけではないとも思う。
私ときたらいつも、
心配しなくてもいいとこで心配して、
人が声をかけてほしいようなとこで、
見てみぬふり(というつもりはないが)をしているようで、
なんだかとてもバランスが悪い気がする。

…などと、理屈っぽく考えながらバスに揺られる。

欠かさず見ている“救命病棟24時”で号泣。
街の人たちが、望のおとうさんと一緒に
“娘さんが生きていてよかったよかった!”
とみんなで喜んでいるのがたまらなかった。
望が災害伝言ダイヤルを聞いてよかった。
犬も食べ物をもらっていてよかった…。
ちーん。(鼻をかむ)

寝るときも思い出したらまた泣けた。

***今日の一曲
     何度でも  〜DREAMS COME TRUE