うれしい荷物。

ラジオでケツメイシの“夏の思い出”流れる。
ひとりきりの事務所でじっくりと聴いていると、
ぎゅう。とせつなくて、
お昼ゴハンのヤキソバがのどにつまりそうだった。

今日は、なぜか激しく自己否定モード。
周りの人も自分のことをバカにしてるように思える。
なんて自意識過剰なんだろう。
そして、なんて暗いんだ…。
と、また自己否定。
あぁ、ラビリンス。

こんな時こそ好きな本でも読んで、
じんわりと栄養をしみこませたいところだけど、
本を開いても内容が頭に入らない。

まあ、こんな日もあるかもしれないけど、
でもどうしたことだろうか、と、
わが心をもてあましながら自転車をこぐ。

帰ったら、注文していた本が届いていた。
昭和35年に出た暮しの手帖と、
谷内六郎の絵を集めた文庫2冊。

おばあちゃんちに行っては、
暮しの手帖ばかり読んでいた子どもの頃を思い出す。
花森安治の書き文字、独特の品のよさ、
ちょっと垢抜けない写真…。
あぁ、いいなあ。

谷内六郎の絵を見ると、とてもあまずっぱい気分になる。
ただなつかしいのでもなく、
自分の中にある、自分の子ども時代を取り出して、
一緒に遊んでいるような、そんなかんじ。

…ほっ。
今日届いてよかったな。

昔の「暮しの手帖」にハマりそうな予感。

***今日の一曲
     夏の思い出  〜ケツメイシ