職場・プライベイト。

派遣仲間に久しぶりに会う。
会えば話もはずむし楽しいけど、
毎日毎日、
日々の会社での出来事を共有してるってのは、
独特の連帯感というか空気感があるなぁ、という
客観的な思いと微妙な疎外感と、
今でも宴に呼んでもらえるありがたさが、
心の中でマーブル模様と相成った。

仲良しとは、どんな状況でも続くと思うし、
疎遠になれば、その距離なりに仲良くすればいい。
会社で一緒だった人と、
毎日会わなくて疎遠になったからといって、
うわべだけの空しいつきあいだとか、
社交辞令的な浅い関係を憂うとか、
今は、そういう思いは別にない。
高校時代は、そういうつきあいがとても空しく思えて、
自分も“上辺だけ仲良くするOLたち”になるのかと思うと、
誰に対してでもなく無性にハラが立っていた。
友達といえば、すべて本音を語り合い、
悪いところがあれば指摘しあって、
殴りあうことも辞さないような、
いつでも熱い関係がほんものだと思っていた。

けど、
毎日の仕事の中で、
廊下をすれ違うときに言葉を交し合うときの
ぱっ。と気分転換になるあの感じを与えてくれる、
会社でしか仲良く話さなくて、
街で会ってもアイサツしかしないような人たちも、
自分にとってふさわしい距離に居る人であって、
ひとつのつきあい方なのだなあと
いまは思うのだった。

***今日の一曲
     月凪  〜東京エスムジカ